激しい雨の中でも入念にセッティングを行ない、満を持してステージに登場したのはavengers in sci-fi。ライブハウスなどの屋内でのライブでは一瞬で、その場をスペイシーな空間に変える3人。音と光のハーモニーを武器とする彼らが、普段とは異なるシチュエーションの雨の野音で、どんなアクトを見せてくれるのか!?
「思う存分、濡れていってください!」と客席を煽り、メンバー自らも濡れたステージに膝からスライディングするなど、この環境を楽しみ、乗り越えようとする気概をヒシヒシと感じる。その気概が伝わったのか、客席後方の芝生エリアではサークルモッシュでオーディエンスが応え、その洗練されたサウンドは、アグレッシブな風味をスパイスに、ハッピーな空間を作り出す。5曲目の『Homosapiens Experience(Save Our Rock Episode.1)』では「Save Our Rock」という歌詞がヴォコーダーかかったエフェクトボイスで歌われ、胸に響く。雨を必死でぶっ飛ばそうとする彼らの気迫に、客席も奮い立たされていくよう。
ラストは、最高のダンスチューン『Delight Slight Lightspeed』! 雨というピンチを完璧に乗り切った彼らは、BIGMAMAへと最後のバトンをしっかりと受け渡した。
- Set List -
M1.Cydonia Twin
M2.Universe Universe
M3.Nayutanaized
M4.Beats For Jealous Pluto
M5.Homosapiens Experience
(Save Our Rock Episode. 1)
M6.Delight Slight Lightspeed