RUSHBALL07 SITEMAP RUSHBALLHISTORY
ライブレポート  
おとぎ話

ランクヘッドが華やかにオープニングを飾った直後、ATMCステージにはピースサインの嵐と共におとぎ話が入場!

「AT…(忘れた!?)ATMCステージが始まるよ…!RUSH BALLが始まるよ…」と高らかにスタート宣言し、彼ら独特の何かを起こしてくれそうな雰囲気を漂わせながらの登場。すでに大物ぶりを発揮させてます…。1曲目『new song』ではセンチメンタルなメロディに、伸びのあるボーカルがよく合っていて、どこか快晴の秋空を思わせる雰囲気に。このまま、哀愁漂う楽曲で占めていくのかと思いきや、行進曲のような『blank pop!!!!(空白の時代を塗り潰せ!)』に続き、「僕らはセックスピストルズが好きなんじゃない!クラッシュなんだー!!」と叫びながら始まった『クラッシュ』で、先ほどとはうって変わり、バンドが持つエネルギー全てをこのステージに注いでいるかのような激しいパフォーマンスを披露。あまりの気持ちよさからだろうか、体はフラフラながらも終始笑顔を絶やさない。

「少年の歌です!拍手を下さぁーい!!」と切実に叫ぶvo有馬に客席も沸き、ラスト『kids』でATMCステージのスタートを熱く締めくくってくれた彼ら。美しいメロディが生むセンチメンタルな世界観を持ちつつも、学生運動盛んな’70年代の若者が持っていたような、熱を帯びた激しい衝動を観せてくれた彼ら。そのギャップに驚かされ、新しくもどこか懐かしいロック・サウンドに溢れた素晴らしいステージだった。

ghostnote

2番目に登場したのはghostnote。拍手で迎えられ、メンバー3人がそれぞれスタンバイした上で固く握手。「最低でも最高でも〜あなたに気持ちを伝えにきましたー!!」というvo・大平の掛け声ともとれる叫び声の後、スピーカーの上にのり観客に手拍子を煽りながら、勢いよく演奏がスタート。まずは切ない歌詞ながらポップなメロディで聴かす『最終列車』で観客のハートを鷲掴み。

そして大平の力強くてよく伸びる歌声が響く『スタート』、「今日から始められることがある!」と演奏前にMCしたようなメッセージ性の強い応援歌が炎天下の中観てくれてる観客たちを元気にしてくれた。

そして名曲『ラブソング』。サビの歌詞にテンションも一気に上がり拳を突き上げみんなで合唱。メンバーみんなにも笑顔が広がるぐらいHAPPYな雰囲気がステージ中に漂っていた。

「来年か再来年か何年後か分からないけど、次はあっち(メインステージ)に出るから、その時に観に来てくれよー。宜しく!!」とというメッセージを残し、ラストの曲『キラキラ』。その演奏力の高さと、誰もが聴きやすいポップでキャッチーな楽曲群がある限り、彼らの宣言ももうすぐ実現するだろう。

ジン

続いてATMCステージ3番目に登場したのはジン。ステージに上がる直前にバックステージからメンバーたちの「せーのっ!!」と気合いを入れる掛け声が聞こえた。まず、ギター、ベース、ドラムの3人が登場しセッションを始める。そして、ボーカル・ひぃたんがステージ上へ。「みなさんこんにちは、ジンです。イェイ、イェイ、イエーイ!」と叫び、1曲目『雷音』がスタート。同時に激しく頭を振り乱す。サビに入る一歩前で、観客がどんどん前に押し寄せ、人口密度は一気に高くなった。「オイ」というコールとともにATMCがジンに染まってゆく。

ひぃたんが頭から水をかぶりながら「あっちーな、もう。(ステージ上で彼女は裸足!)足のうらヤケドするっちゅーねん。」と、2曲目『創の手』。顔を真っ赤にして力強く歌いきる。そして今度は水を頭、そして体にもかけ「かけすぎた、思いの他冷たかった」と話す場面も。最後の曲は「目指すはあの山の頂へ!」とふり『Vuena Vista』が始まる。ひぃたんが手拍子を煽りながらジャンプをし、ステージを所狭しと跳ね回る。その時に見えた笑顔が最高に輝いていた。演奏終了後、深々とお礼をし、観客の前からすがたを消した。あの小さなカラダから、凄まじいパワーを感じさせる彼女の底力には圧巻の一言だ。

Good Dog Happy Men

関西では初野外となった彼らのステージ。正直なところ、始まる前は“野外でのGood Dog Happy Men”に多少の不安を抱いていた。彼らの楽曲は祈りにも似た物語性の高い世界観。果たして野外でどう表現するのか??しかし!不安なんて1曲目から瞬時に吹き飛ばしてくれた。『(can you feel?) 〜Most beautiful in the world〜』は映画のエンディング曲にぴったり合いそうな幸福感とそこに潜む少しの影を感じさせる独特の雰囲気を作り出してくれ、スーッとこちらに爽やかな風を送り込んでくれる。抜けるような青い空にぴったりな、じわじわと心地よい新曲『Natural Born Queen』も披露してくれ、すっかり辺りは彼らの空間に引っ張られ、酔い始めている。

「美しい鳥の歌です」とvo門田が紹介した、同じく新曲『Twice Birds' Singing』では物話の中に迷い込んだような曲調とは裏腹に叫ぶようなボーカルが印象的だった。ラストを飾った『Nightmare's Beginning』ではこれ以上ないくらい穏やかな、しかし骨太のロック・サウンドを展開。また新たな彼らを発見することができた大成功のステージ。ピースフルなムードに満ちた幸せな空間を贈ってくれたGood Dog Happy Menに会場は、惜しみない拍手で送り出していた

ミドリ

出番の30分も前から続々と観客が集まる。慌てて行かなければ観れないのではないかと思うほどの人・人・人!メインステージさながらの人気っぷりだ。さあ、いよいよ演奏開始!小銭(ds)は甚平姿、ハジメ(p)は上下ピンク、そして後藤まり子はお馴染みのセーラ服姿で登場。途端に歓声が上がりそれとともに一斉に前へなだれていく。次々と繰り出される本能剥き出しのパフォーマンス。ただ勢いがあるだけでなく、緩急のついた楽曲の数々に「ミドリ」を目的に来たファンも、初めて観た観客も暴れどころが分かるような動き。

もちろん(!?)、ペットボトルは乱舞するは、モッシュはあるは…。曲と曲の間に後藤の「ありがと」や「20分しかないので4曲だけやります。ごめん、お試しライブみたいになって」というフワッとした優しい言葉もあったが、最後の名曲『あんたは誰や』では「泉大津」×○回と数え切れないくらい連呼し、「一番愛して一番憎んだ町、泉大津!」と叫ぶ場面も。泉大津で生まれたバンドらしい彼ら。ハジメのマイクを加えながらのシンセさばき、原田(b)のダイブ、そして後藤のステージ上では感情を抑えきれず左横に設置してあるスピーカーの上での赤裸々な言葉攻め。まったくもって期待を裏切らないステージに、彼らが去った後も歓声と拍手がしばらく鳴り止まなかった。

LOW IQ & THE BEAT BREAKER


続いてATMCに現れたのは、スペシャルゲストのLOW IQ & THE BEAT BREAKER。LOW IQこと“いっちゃん”はビールを片手に登場。「どうも〜…」とユル〜い感じで挨拶をすませ、「こういうことやってんだよ」と1曲目がスタートした。先ほどのゆユルさはどこに行ったのか、と思うほどにヒートアップする会場。

続けて2曲目をその勢いのまま終わらせ、ここで少し休憩。「(メンバーの人数が)少なくてもデッカイ音出していきます、手拍子できる?」との問いかけに、全員が一つになり手拍子を始めた。歓声が上がるとイスをくるりと回し、後ろを向いてのギタープレイ。さらに足踏みを始め、熱がさらに上がる。曲が終わるのと同時に立って律儀におじぎをする。「夏っぽいでしょ?」といっちゃんが言うように、相棒の恒岡彰とそろえた涼しげな水色のアロハシャツを着て、頭には同色の帽子をかぶり、ラメの付いたデニムを身にまとっていた。そして4曲目。恒岡はこの曲の最後にスティックを投げ捨て新しいものに持ち変えた。そしていっちゃんが「2人でもいけてるー?」と叫ぶと観客からはもちろん「いけてるー!」との返答。あまりにも反応がよかったので「ちょっとうるさい。」と場を落ち着かせる。

次の曲では頭を激しく振り、帽子が飛ぶ場面も見られた。いよいよラスト曲。「俺の中で、今年の夏は最後だと思っているんで。また冬ぐらいに会いましょー、最後までどうもありがとー」と言葉を投げると、ありったけの力を彼らに返すかのように観客の熱は最高潮に達す。恒岡はドラムスティックを投げ捨て、いっちゃんはステージから姿が見えなくなる直前に投げキスのプレゼントを残して幕を閉めた。

avengers in sci-fi

続いては大量のエフェクターに囲まれたステージに登場したavengers in sci-fi。サイバーなピコピコ音やウィンウィンうなるギターで始まった『avengers strike back』。音の洪水を大量に浴びせかけるそのサウンドは、ボーカルすらもいい意味で楽器のひとつのようだ。

続いてポップ色も含んだ『asteroid girl』が始まると、もうすっかり彼らのペース!疾走感に包まれた程よい高揚感で引きずり込まれていくのが解かるのだ。3曲目『電影少年』ではステージに座り込み、客席に近い目線で煽る煽る!オーディエンスもそれに応え、客席のジャンプやダンスによって、砂が舞い上がっているほど激しいノリで埋め尽くされた。

「4曲じゃ物足りない!」と名残惜しそうにラスト『NAYUTANIZED』では少しボーカルの音が立った、メロディアスな楽曲を披露。凄まじい音の数々に圧倒されたスタートだったが、そのエレクトリック+ロックの数式を持ちながら、よもやジャンル分け不可能なアベンジャーズ・ワールドにすっかり魅了されたひと時だった

hare-brained unity

高音で鳴り響くサイレン音と神秘的なサウンドとともに登場したのは、昨年の『RUSH BALL★8』にも出演したhare-brained unity。

「ATMCで踊る準備はできてますか〜?」と掛け声一発。ディスコ・ビートを取り入れた踊れるサウンドの連続に加え、夏の訪れや終わりを感じさせる楽曲は爽やかでvo・布谷のエコーがかかったようなよく伸びる歌声とともに心地よい気分にさせてくれた。夕方の出番というのも彼らにとってはいい相乗効果を生み出し、自然の照明ともいうべき西に沈む太陽(なんと彼らの歌詞にもあった)の光と涼しくなってきた空気が彼らのステージによくマッチしていた。

ラストの曲『スペクトル』が演奏される頃には、ステージ前はさながらダンスホールに化しており、ジャンプしまくる観客はもちろんのこと、踊り暴れる観客たちで溢れていた。昨年よりもさらなる力をつけて披露した彼らのライブからは、まだまだ進化の予感を感じさせてくれた。

riddim saunter

ATMCステージ、バンドとしてのトリを飾ったのはriddim saunter。本番前のセッションだけでも観客のカラダが揺れる。日も暮れ始め、気持ちいい風が吹き出すとともにステージに現れたメンバーたち。「We're riddim saunter」と第一声を発し、スタート。野外ステージが一気にダンスパーティー会場へと化す。ステージサイドにあるミラーボールがいっそうと雰囲気を盛り上げていた。踊らずにはいられないナンバーを次々とこなし、同時にぐんぐんと地面が揺れる。

途中、ボーカル・田中が“RUSH BALL タオル”を見せ付けたり、ステージ両脇にあるスピーカーの上に飛び乗り踊るなど、所狭しとパフォーマンスをする場面も見られた。ステージも後半に差し掛かったころ田中が「楽しんでますか?たくさん集まってくれて嬉しいです。あっ、早くしないと(メインステージ)始まっちゃうね(笑)。あと1曲か2曲、もしくはそれ以上、最後までよろしくお願いします!」と、まだまだ観客を放さないと言わんばかりに自分たちのペースに引き込んでいった。

少しスローテンポなキーボードのイントロで始まる新曲の披露もあり、ついに彼らのパーティーも終盤を迎えた。マイクスタンドを掲げたりまたもスピーカー上に飛び乗り、「カモン、カモン」と観客を煽り、最後まで休むことなく会場を踊り沸かした。

DJ'S石川龍(ランクヘッド) 小高芳太朗(ランクヘッド) 和田大樹(hare-brained unity) ハヤシヒロユキ(POLYSICS)

 

SET LIST
おとぎ話 
M1. new song
M2. blank pop!!!!(空白の時代を塗り潰せ!)
M3. クラッシュ
M4. Kids
LOW IQ & THE BEAT BREAKER 
M1. Swear
M2. Makin' Magic
M3. So Easy
M4. WAY IT IS
M5. LOW IQ & THE BEAT BREAKERS
M6. F.A.Y (Fight Against Yourself)
M7. Little Giant
ghostnote 
M1. 最終列車
M2. スタート
M3. ラブソング
M4. キラキラ
avengers in sci-fi 
M1. avenger strike back
M2. asteroid girl
M3. 電影少年
M4. NAYUTANIZED
ジン 
M1. 雷音
M2. 創の手
M3. Vuena Vista
hare-brained unity  
M1. Daylight
M2. スターライト
M3. impulse
M4. ORION
M5. スペクトル
Good Dog Happy Men 
M1. (can you feel?)~Most beautiful in the world~
M2. Natural Born Queen
M3. Twice Birds' Singing
M4. Nightmare's Beginning
riddim saunter 
M1. MUSIC BY.
M2. BREEZINESS
M3. DEAR JOYCE
M4. SHE HAS NO MELODY
M5. HEY, PLEASE TIP ME OFF
M6. I'M DABBLING
M7. FRESH
ミドリ 
M1. うわさのあの子
M2. 愛のうた
M3. ドーピングノイズノイズキッス
M4. あんたは誰や

 
Guide line
RUSH BALL 07
日時:2007年9月2日(日)
会場:大阪・泉大津フェニックス
RUSH BALL 07開催について

RUSH BALL☆9
日時:2007年6月2日(土)
会場:大阪城音楽堂
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