8/28に泉大津フェニックスで行われるRUSH BALL05のプレプレイベントとして行われたRUSH BALL☆7。5/22という梅雨入りにはまだ早いこの日、会場である大阪城音楽堂は朝から曇り空。しかし!そんなことにめげている暇はありません。スタッフは着々と準備を進めます。このイベント、チケット代は828円。御存知の通り、RUSH BALL05の日程とかかってます。1000円だしてもおつりが返ってくるこの値段でこのメンツ。←このフレーズは色んなところで使い古されてはいますが、改めてこの安さは興奮っす。
ステージ
開場時、チラシを渡されるお客さんの目には、RUSH BALL05の追加出演者の名前が!「BUMP!?ROSSO!?マジで!?やったー!」という声が入口付近で次々と聞こえてきました。
ACIDMAN
曽我部恵一バンド
入り口
入り口

今日のイベント、出演順が発表されていないので、直前までどのアーティストが出てくるかわかりません。それでも「まじっすか??!!」という叫び声が聞こえてきそうだったのが(いや、実際聞こえてきてました。)、1番目に登場した曽我部恵一バンド。「さすが!!」の一言です。お昼間、野外にふさわしすぎです!ライブは序盤から飛ばしまくりで、なんと曽我部さん、ステージからおりて野音を走り抜けていました。ベテランとは思えぬはじけっぷり。ステキです。ライブ前に曽我部さんが口にしていた「燃え尽きます」を本当に体現していました。会場もものすごい盛り上がりをみせていました。
ACIDMAN
sweep
曽我部さんの余韻に浸るのもつかの間。次は神戸のバンドsweep。このsweepは、GREENSが主催する新人発掘イベント「ぐっ」でお客さんの評価が一番高かったバンドです。こんなにたくさんの人達の前でライブをするのはほぼ初めてという彼らでしたが、とても堂々と演奏を楽しんでいました。野音にvo中川の声が気持ちよく響き、歌を重視する彼ららしいじっくりと聞き入るライブとなりました。
ACIDMAN
BANK$
sweepの歌声に酔いしれたその次は、「銀行員」Tシャツで現われたBANK$。独特の歌いまわしとライブパフォーマンスで会場の空気を見事にさらっていました。曲の締めに行われるあの不思議な動き(見た人はわかるはず!)が今でも忘れられません。アンケートの「今日のやられた!」に彼の名をあげるお客さんが多数でした。

BANK$がライブパフォーマンスで楽しませてくれた後は、lostage。関西を中心に活動する彼らの魅力はなんといってもライブ。力強い音と歌声が、体の奥までにこれでもかと響いてきます。この時、雨が少し強くなってきたのですが、それさえも演出かと思うくらいの独特な空間を創り上げていました。文句無しにかっこいいです。 
ACIDMAN
lostage
ACIDMAN
ANATAKIKOU
lostageが圧倒的な世界観を見せてくれた後は、これまた関西から全国へ飛躍中のANATAKIKOU。どこか懐かしいけれど、今まで見たことない。そんなおもしろいメロディーと言いまわしが見事にツボにハマります。MCではさすが関西人?どっかんどっかん笑いを誘っていました。
ANATAKIKOUで充分に笑い、楽しんだ後は、ランクヘッド登場!彼らのライブは、彼らが創り出す儚さの中にある強さが痛い程伝わってくるライブです。前へ突き進んでいくことにためらいを感じたとしても、その感情をも受けいれながら強い気持ちで前へ進むことをさせてくれる、そんなライブでした。見る度に大きく成長していく彼ら。今日のライブでは特にそう感じました。今後の彼らに期待です。

だんだん日も暮れて、夕日と雨雲が交互にあらわれる中、ランクヘッドで曲の世界にどっぷりとはまった後は、GREAT ADVENTURE。カサビアンのオープニングアクトとして、「あいつらは何ものだ?!」と騒がれまくった彼らが野音に登場です。彼らの持つ強烈な個性と、日本人離れしたバンドとしての演奏力。気がつけば彼らの世界にぐんぐん引き込まれていく。最初はぽかんとしていた人も、最後には「うおー!」と歓声をあげてしまう程、お客さんを惹き付ける力を持つバンドでした。

GREAT ADVENTUREの強烈なライブパフォーマンスにやられたあとは、ライブの楽しさには定評のあるCUBISMO GRAFICO FIVE登場です!!とにかく楽しい!こんな純粋に楽しめるバンドは他に類をみないんじゃないか?!というくらい、多彩なジャンルをミックスさせた音楽に体は自然と動きまくります!特に終盤で歌われたレゲエテイストの楽曲「SKANK BOOPS」では、会場全員がタオルを振り回し、大レゲエ祭りと化していました。バンドのメンツの豪華さはもちろんのこと、vo.の松田岳二のポップな歌声に終始笑顔満開だったのでした。

すっかり日も沈み、あたりは暗くなってきました。霧雨が舞う中、RUSH BALL☆7のトリを飾るのはつばき。誤解を恐れずに言うと、私がつばきのライブをみていつも思うのは「冷めてるなー」ということ。それは彼らが「伝えたいこと」に対して冷静に向き合いながらも、歌という限り無く感情的な表現方法で伝えようとしていること。それなのに感情があらわになって表現されているのではなく、あくまでも冷静に表現されている。その微妙な矛盾の中で、じわじわと感情的な部分が自分に生まれ始めることで感動してしまうのです。そう思うと、つばきのそれは必要な「冷め」なのだといつも感じるのです。RUSH BALL☆7でのつばきもいつもと変わることなく、それが実行されていました。あえて言えば、霧雨が舞う中で赤い照明がぼんやりと浮かび、幻想的な空間を創り上げていたことが彼らのライブをよりいっそう良いものにしていたことぐらいでした。お客さんもそれを感じとっているのか、一心にステージを見つめ、彼らが創りだす音楽に聴き入っていました。そして本編終了後、アンコールの声の中、登場したメンバーからうれしいサプライズが!「俺たち、RUSH BALL本編にも出ることになりました!」この報告を聞くや否や、会場は「やった?!」「おめでとうー!」という声が次々とあがりました。
ACIDMAN
ランクヘッド

ACIDMAN
GREAT ADVENTURE

ACIDMAN
CUBISMO GRAFICO FIVE

ACIDMAN
つばき

ACIDMAN
そんなこんなで無事終了したRUSH BALL☆7でしたが、当日は雨が降っていたにもかかわらず、たくさんの人が会場を盛り上げてくれました。逆にその雨がアーティストの演奏をより良いものにしていたところもあったりと、RUSH BALL☆7は雨をも味方にしてしまいました!来てくれたみなさん、本当にありがとうございました! ☆7は大盛況に終わりましたが、プレプレが終わっただけで8月にはRUSH BALL05が待っています!現在着々と準備が進んでいますので楽しみにしていてください!それではみなさん、8/28に泉大津フェニックスで会いましょう!!
- SETLIST -
曽我部恵一バンド

M1 FIRE ENGINE
M2 ハルコロック
M3 ジュークボックスブルース
M4 テレフォンラブ
M5 青春狂走曲
M6 STARS
sweep

M1 クチブエは空へ
M2 月影
M3 time
M4 日のあたる場所
BANK$

M1 EVERY BODY LOVES THE SUNSHINE
M2 さいきんぼくは
M3 A-HA
M4 夢芝居
M5 キミを想う
lostage

M1 MIND JIVE
M2 下がった体温
M3 ROUTINE
M4 少年
M5 手紙
M6 2:50
ANATAKIKOU

M1 幻想港町
M2 ヌルイ雨
M3 リリー
M4 いけないところで
M5 キューティーフォン
M6 アーチを越えて
ランクヘッド

M1帰り途
M2 白い声
M3 体温
M4 ハイライト
M5 前進/僕/戦場へ
M6 千川通りは夕凪だった
GREAT ADVENTURE

M1 GREAT&FUNKY
M2 REPEATERS
M3 PICK A NOSE
M4 LIKE A HURRICANE
M5 LONG TIME
CUBISMO GRAFICO FIVE

M1 SOUND BWOYS FIRE!!!
M2 SEXWAX
M3 SURPRISE DISENCHANTED
M4 CAN I DO IT?
M5 BARISTA
M6 SUGAR DISCO OMNI
M7 SKANK BOOPS
M8 PERFECT
M9 JAMAICA SONG
つばき

M1 夢のあとさき
M2 青
M3 雨音
M4 昨日の風
M5 君のヒゲ
M6 サヨナラ
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