

ラストのステージを飾ったのはDragon Ash。
スカパラで最高潮に達したオーディエンスのテンションを拾い上げ、クールな中にも熱く燃え上がっていく、彼らの世界へと見事に引きずり込んでいった。
登場からイントロへと淡々と進めながら、『Under Age’s Song』に突入。ギターを掲げたkjがステージ上を駆け回った。そして、『Amploud+Fantasista』。「全然聞こえねえぞ!」「まだまだいけるだろー!」そんなMCに、2万人以上の来場者が手を夜空に手を掲げ、大合唱する。まさに会場全体はお祭り騒ぎ状態に。
その後は名曲『Let yourself go,Let myself go』、彼らの真骨頂とも言える新曲『夕凪UNION』『crush the window』とヒット曲のオンパレードが続く。そして、「大きいフェスなんで、みんなで一つのものを作るように…」そのkjの言葉通り、大合唱を聞かせてくれた『Life goes on』。1日のトリにふさわしく、色取りどりの楽曲で会場を包み込んでくれた。
ラストは『静かな日々の階段を』。1つずつ言葉を確かめるように、丁寧に歌い上げる様からは、1日を通して得た感動を振り返るような達成感を感じることができた。「どうもありがとうございました」力強く言い切ったkjの言葉で幕を閉じた今年のRUSH BALL。ラストには会場上手側から一斉に花火が上がった。周囲に視界をさえぎる建物もない、この場所だからこそ味わえたロケーション、そして、最高の音楽。そんなハッピーな1日を祝福するかのような花火。それを見た誰しもが、また1年後この場所で音楽に浸れるように。そう願った瞬間だった。
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