A SEED JAPAN FULLCOUNT TOWER RECORDS
RUSH BALL05

【 最新ライブレポート 】

  • SET LIST
  • 最後は花火!!
  • Dragon Ash  2万人が騒ぎ、踊る、感動のフィナーレ
  • 東京スカパラダイスオーケストラ トラブルを吹っ飛ばす圧巻のライブ
  • BUMP OF CHICKEN 観客の熱意がセットリストを変えた!?
  • EGO-WRAPPIN’ 一番星に放たれた最高のミュージック
  • POTSHOT 会場全体を一つにさせたRUSHラストステージ
  • TOKYO No.1 SOUL SET 強烈なワイルドビートにノックアウト!
  • the band apart 笑顔連発のピースなステージ
  • ACIDMAN 一足早く会場を赤橙色に染めた、鉄壁のトライアングル
  • 勝手にしやがれ 会場のムードが変化した一瞬
  • KEN YOKOYAMA 余裕と貫禄のアニキの轟音
  • ROSSO 不純物なき赤い衝撃がRUSH BALLに滴り落ちる瞬間・・・
  • HAWAIIAN6 小雨と共に身体に染み渡ったピースフル・マインド
  • つばき 緊張にも負けずに輝きを放つ、堂々としたステージ
  • RIZE 泉大津フェニックスで鳴らされた記念すべき第一音
  • RUSHBALL 05 スタート!


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    SET LIST

    [ LEFT STAGE ][ RIGHT STAGE ]

    RIZE

    つばき
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    M1 日本刀
    M2 砂浜
    M3 TOKYO RATS
    M4 Why I'm Me
    M5 NAME
    M6 GUN SHOT
    M7 カミナリ
    M1 昨日の風
    M2 もうすぐ
    M3 スタイル
    M4 街風
    M5 君のヒゲ

    HAWAIIAN6

    ROSSO
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    非公開M1 サキソフォン・ベイビー
    M2 OUTSIDER
    M3 ミッドナイト・コンドル
    M4 カリプソ・ベイビー
    M5 シャロン
    M6 さよならサリー

    Ken Yokoyama

    勝手にしやがれ
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    非公開M1 黒い瞳
    M2 ロミオ
    M3 ショット・ガン
    M4 ビッチ
    M5 ラグタイム
    M6 Z28
    M7 ブラック・マリア

    ACIDMAN

    the band apart
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    M1 FREAK OUT
    M2 アイソトープ
    M3 赤橙
    M4 リピート
    M5 color of the wind
    M6 ある証明
    M1 coral reef
    M2 from resonance
    M3 higher
    M4 my wold
    M5 Eric.W
    M6 red man's back
    M7 quake and brook

    TOKYO No.1 SOUL SET

    POTSHOT
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    M1 Change My Mind
    M2 Get Your Skates On
    M3 JIVE MY REVOLVER
    M4 MORE BIG PARTY
    M5 OUTSET
    M6 Sunday
    M1 BE ALIVE
    M2 RADIO
    M3 SHE IS CUTE
    M4 UNDER THE BLUE SKY
    M5 A MILLION LIGHT YEARS AWAY
    M6 WALK WHIT YOU
    M7 FREEDOM FIGHTER
    M8 PARTY
    M9 FREEDOM
    M10 CLEAR

    EGO-WRAPPIN'

    BUMP OF CHIKEN
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    非公開M1 プラネタリウム
    M2 天体観測
    M3 ダイアモンド
    M4 embrace
    M5 fire sign
    M6 ガラスのブルース

    TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA

    Dragon Ash
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    M1 Shot in the dark
    M2 DOWN BEAT STOMP
    M3 世界地図~Map of the World
    M4 NATTY PARADE
    M5 A Quick Drunkard
    M6 Tongues of Fire
    M1 Intro
    M2 Under Age's Song
    M3 Amploud+Fantasista
    M4 Let yourself go,Let myself go
    M5 夕凪UNION
    M6 crush the window
    M7 Life goes on
    M8 静かな日々の階段を


    最後は花火!!

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    みなさん、お疲れ様でした。

    また、来年会えることを楽しみにしています。


    Dragon Ash  2万人が騒ぎ、踊る、感動のフィナーレ

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    ラストのステージを飾ったのはDragon Ash。

    スカパラで最高潮に達したオーディエンスのテンションを拾い上げ、クールな中にも熱く燃え上がっていく、彼らの世界へと見事に引きずり込んでいった。
    登場からイントロへと淡々と進めながら、『Under Age’s Song』に突入。ギターを掲げたkjがステージ上を駆け回った。そして、『Amploud+Fantasista』。「全然聞こえねえぞ!」「まだまだいけるだろー!」そんなMCに、2万人以上の来場者が手を夜空に手を掲げ、大合唱する。まさに会場全体はお祭り騒ぎ状態に。

    その後は名曲『Let yourself go,Let myself go』、彼らの真骨頂とも言える新曲『夕凪UNION』『crush the window』とヒット曲のオンパレードが続く。そして、「大きいフェスなんで、みんなで一つのものを作るように…」そのkjの言葉通り、大合唱を聞かせてくれた『Life goes on』。1日のトリにふさわしく、色取りどりの楽曲で会場を包み込んでくれた。

    ラストは『静かな日々の階段を』。1つずつ言葉を確かめるように、丁寧に歌い上げる様からは、1日を通して得た感動を振り返るような達成感を感じることができた。「どうもありがとうございました」力強く言い切ったkjの言葉で幕を閉じた今年のRUSH BALL。ラストには会場上手側から一斉に花火が上がった。周囲に視界をさえぎる建物もない、この場所だからこそ味わえたロケーション、そして、最高の音楽。そんなハッピーな1日を祝福するかのような花火。それを見た誰しもが、また1年後この場所で音楽に浸れるように。そう願った瞬間だった。


    東京スカパラダイスオーケストラ トラブルを吹っ飛ばす圧巻のライブ

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    いよいよ『RUSH BALL 05』もクライマックスへ。

    まずLEFT STAGEのトリを飾るのは、伊達男集団スカパラ。思わぬ機材トラブルで開始が遅れたものの、この焦らし焦らされタイムがかえってよかったか…!? 1曲目からいきなり会場は大爆発! どこもかしこも踊る踊るで、広大な泉大津フェニックスは、一気に2万人のダンスホールに。

    続く2曲目にはなんとROSSOのチバユウスケらもステージに乱入! 踊りまくってステージ&会場のテンションは最高潮に。立て続けて繰り出されるアッパーなチューンに、身も心も煽られまくりの濃厚な時間。“あっという間”とは、まさにこういうことで、トラブルなんか関係ねぇとばかりに吹っ飛ばし、きっちりとLEFT STAGEのトリを務め上げたスカパラ。後に控える本編ラストのDragon Ashにビシッとバトンを渡したその仕事ぶり…お見事!


    BUMP OF CHICKEN 観客の熱意がセットリストを変えた!?

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    夕暮れ時のエゴから一変。周りはすっかり闇に包まれ、顔を見上げれば星空という絶好のシチュエーションで登場したのはBUMP OF CHICKEN。

    薄暗い照明の舞台にさっそうと現れ、まず初めに披露されたのが、最新シングルでもある『プラネタリウム』。とんでもなくロマンチックな楽曲を一発目に持ってくるなんて、なんてニクいことするんだろう…と、綺麗なメロディの全部をかみ締めていたら立て続けに『天体観測』のイントロが始まり、早くも観客のボルテージは最高潮に。こぶしを上げ、メンバーも全員熱唱する姿を見て、全身に鳥肌が立っている自分に気づいた。どこまで真摯な音楽を届けてくれるのだろう。

    そして休む間もなく「ひとつだけひとつだけ~」のフレーズが印象的な『ダイヤモンド』を演奏。興奮し続けるオーディエンスに向かい「こんな時間まで待っててくれてありがとう、ありがとう!」と感謝の言葉を何度も何度も繰り返す彼らのMCには人柄の良さも垣間見えた。

    それからラジオなどでもよくリクエストされ、オンエアされている『embrace』『fire sign』を歌い、予定ではこれで終了はずが、観客の「もっと見たい!」という言葉が響き渡り…、メンバーから「スタッフの皆さんごめんなさい、もう1曲やらせてください」とファンの熱意が届き、嬉しいアンコールが実現! そして悲鳴にも似たオーディエンスから歓声の中から歌われたのは『ガラスのブルース』。これは私の記憶が正しければ、バンプの曲で初めて日本語詞で作られた名曲で、それはファンでなくとも嬉しい選曲だ。そのメンバーからの気持ちに答えるように、皆が合唱しながら、会場がひとつになっていく様をみている、参加できていることをほんとうに幸せに感じた。センチメンタルでナイーブな楽曲たちが星降る夜空に溶けていった、心に残る素晴らしいステージだった。


    EGO-WRAPPIN’ 一番星に放たれた最高のミュージック

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    現在制作期間中のため、長らくご無沙汰していたエゴラッピンが、『RUSH BALL』の泉大津での新たな出発を祝いに大阪へ帰ってきてくれました! 

    1曲目の『黒アリのマーチングバンド』さながら、気心知れたビッグバンドと共に登場した2人。その一声、その一音で、会場の空気を自分たちのものにしてしまうライブ巧者ぶりはさすがだ。日も落ち、うっすらと降りた夜のとばりに、赤いドレスが映える。『PARANOIA』『カサヴェテス』『DOG SMOKIE』『サイコアナルシス』…高い演奏力と深い音楽への探究心を具現化してしまう楽曲、どこまでも伸びていく歌声を聴いていると、本当に贅沢な気分になる。ラストは夜空に浮かぶ一番星を見上げ歌われた『A LOVE SONG』。そのとき、美しい風景に最高のミュージックが寄り添った。


    POTSHOT 会場全体を一つにさせたRUSHラストステージ

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    序章のような笛の音とともの登場した黒服の男達。そう、RUSHのステージにPOTSHOTが登場したのだ。

    今年で解散を迎える彼らにとって、これがRUSH BALLでのラストステージ。これまでも何度か登場し、素晴らしいアクトを披露してきた彼ら。それだけに今回のステージへの思いは強かったのではないだろうか。そのせいか、今まで以上にホーンは高鳴り、ステージ上に立つ彼らの表情も一際爽やかだった。

    いつも以上に「ありがとう」という掛け声が多く感じるのもまた同様。しかし、当然その思いは彼らだけでない、会場を埋め尽くすオーディエンスは勿論、「青空になったぜ」という掛け声とともにスタートした『UNDER THE BLUE SKY』では、夕日が差し込む。彼らのRUSHラストステージを祝福するかのように空は晴れ渡った。そしてまた、彼らの眼差しも、どこか吹っ切れたような潔ささえ感じさせた。

    『PARTY』『FREEDOM』と続く定番曲に、手を上げて呼応するオーディエンスの群れはPA席を越え後方まで広がった。ラストには、「一緒に歌おうぜ」のMCとともに『CLEAR』を披露。まさに会場全体を巻き込んだビックパーティーが展開された。「RUSH BALLありがとう」途中でそう漏らした言葉が印象的な中、全力で突っ走ってきたこれまでの全てを出し切り、RUSHでのラストステージは幕を閉じた。彼らがステージを去った後もステージ前で多くのオーディエンスが歌い続けた。もちろん皆気持ちは同じ。「ありがとうPOTSHOT」。


    TOKYO No.1 SOUL SET 強烈なワイルドビートにノックアウト!

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    劇的な復活を遂げ、いよいよ本格的に活動を再開したソウルセットが、今年は『RUSH BALL』に参戦! 

    今回はベースとパーカッションを加えた編成で臨んでくれたが、これがまた強力! ただでさえ強烈なパワートラックに、ワイルドな低音をぶちかますこの人力リズムが加わり、渾然一体とした重低音ビートを形成。ラテンでサイケなギターも冴え渡り、ビッケは野外の開放感とトラックの重量感の狭間を漂うように、唯一無二のあのライムを展開。

    ラストは『Sunday』。ハッピーでアッパーなこのダンスチューンで、“CLUB泉大津フェニックス”のフロアを上げに上げるかのように、会場を心地よく湧かせたソウルセット。ソウルセットここにあり…全編通して見せ付けてくれました!


    the band apart 笑顔連発のピースなステージ

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    空もだんだんとオレンジ色に染まる頃、絶好のタイミングでthe band apartが登場。

    最初に『coral reef』のイントロから終始皆ちらほらとメンバーから笑顔が見え、余裕がうかがえる。これは最新アルバムもチャートトップ10入りを果たし、いよいよ市民権を得た自信と全国ツアーでの経験がそうさせているのか。もう貫禄たっぷりなんである。

    続いて『from resonance』『higher』『my world』では個性的なベースラインとガチっとハマったコーラスワークが印象的な楽曲3曲を披露し、観客を煽りまくる。そして「熱中症に気をつけてね」という優しいメンバーからのMCの後に、超ダンサブルなナンバー『Eric.W』『August Green』を連続で演奏され、この体が勝手に動いてしまう求心力にただただ圧倒された。

    最後にミディアムナンバーの『quake and brook』ではじっくりしっとりと聞かせながら感動的なステージも見せるもんだから、ビールがうまく、グイグイ進んだ。こんなに体が熱くシビれまっくたのはきっと、アルコールだけのせいじゃないはず。
    心底楽しませてもらいました。サンキュー、バンアパ!


    ACIDMAN 一足早く会場を赤橙色に染めた、鉄壁のトライアングル

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    フィードバックを切り裂くギターとタイトなリズムで幕を開けたのは、昨年に引き続き2年連続の出演となるACIDMAN。

    『FREAK OUT』『アイソトープ』とアグレッシブなサウンドで、会場は初っぱなからコール&レズポンスの嵐に。続いて披露されたのが彼らの初期の代表曲『赤橙』。日中の暑さも日が落ちると共に少し落ち着き、心地よい海風に浸る会場を、ひと足早く赤く染めるようなこの『赤橙』、そして続く『アイソトープ』は、今日ここまでの『RUSH BALL』のロックオールスター的なサウンドの合間に訪れた、一服の清涼剤的に心を潤す。

    そしてラストは彼ら特有のディレイ音が鳴り響く最新シングル、『ある証明』でシメ。
    緩急自在の楽曲郡で、ACIDMANという3ピースの稀有な存在感を存分に示してくれたステージに、感服!


    勝手にしやがれ 会場のムードが変化した一瞬

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    パンクなメンツに引き続いてアダルトなタイトスーツに身を包み登場したのは、勝手にしやがれ。

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    最後は『ブラック・マリア』での絶叫。
    ピアノもホーンもパーカッションも、もちろんボーカルもここぞとばかりに“歌”い、ステージ上に溢れる熱量にただただ圧倒されるばかり。
    意志とは関係なく、身体が動く! クールダウンされつつも確かな熱は感じ取れる、オトナなステージだった。


    KEN YOKOYAMA 余裕と貫禄のアニキの轟音

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    『PIZZA OF DEATH』のレーベルメイト、HAWAIIAN6のステージを受け、LEFT STAGEに登場したヘッド、我らがKEN YOKOYAMA。

    「待ってました!」の多くの顔が出迎えるや否や、いきなり“これぞ”な高速ビート炸裂!Ken Band一丸となって矢継ぎ早に発射されるロック・ミサイルが会場に降り注げば、それに呼応するかのようにモッシュの波がうねり出す。
    会場のボルテージに関わらず、「ヘビメタやっちゃおっかな~」と時にアイアンメイデンのフレーズを挟んでみたりと、あくまで余裕、そしてフリーキーなステージは貫禄十分。

    泉大津の空に鳴り響いた轟音に酔いしれました、アニキ!


    ROSSO 不純物なき赤い衝撃がRUSH BALLに滴り落ちる瞬間・・・

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    「RUSH BALL 05」覚醒--。

    異質といってしまえば言い過ぎかもしれないが、それまでの流れから完全に切り離されたかのごとくROSSOの衝撃。都内のライブハウス、苗場、石狩、どこで鳴らされても変わることのない彼らの圧倒的なグルーヴは、ここ泉大津においてもまったく妥協なく、まさに“襲う”という表現がぴったりと当てはまる強靭さだった。

    チバの「ハロー」という挨拶から始まったアクト。スタイルや馴れ合いを完全に拒絶、超越して、ただただ音が音として放たれ、そしてそれをダイレクトに浴びる快感。
    ここに僕は、失礼を承知して「遂にRUSH BALLが始まった」という感想を持った。それはこれまでに出演したバンドとの比較や出来の良し悪しなどの問題では決してなく、ROSSOの衝撃そのものが新たな覚醒をこの地にもたらしたと感じた。それほどに彼らのライブは、いい意味で異質であり、独立していたと思うのだ。

    「サキソフォン・ベイビー」から「 さよならサリー」までトータル6曲。
    「シャロン」まで聴けるとは。どうやら今年の「RUSH BALL」、
    キッズから少し大人なロック・フリークまで全方位的に楽しめるフェスティバルになりそうだ。


    HAWAIIAN6 小雨と共に身体に染み渡ったピースフル・マインド

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    「音楽を好きに楽しんで欲しいんだ。自分の好きなように唄って、騒いで、音楽して欲しい」--。ライブ中に発されたこの一言。

    この日のハワイアンのライブは、まさにこの言葉に尽きる。さっきまでのカラッカラの晴天から一転、降りしきる小雨の中、大きなステージの中央に、3人の男がポツンと立っている。

    『MAGIC』『GOODBYE YESTERDAY』『I BELIEVE』・・・シンプルに、そしてメロウにじっくりと奏でられる楽曲の数々は、降りしきる雨と共にじわじわと身体に染み渡っていく。そこにバンドがいて、お客さんがいて、音楽がある。紛れもなくいつものハワイアンの姿がそこにはあった。
    会場中をピースフルな雰囲気で満たした彼らの音には、巨大な野外フェスであろうがライブハウスであろうが変わらない、確固たる信念が脈々と流れていた。


    つばき 緊張にも負けずに輝きを放つ、堂々としたステージ

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    さっきまでの晴天から一転、くもり空の中つばきが登場。

    テンションをあげる掛け声とともに、『昨日の風』、『もうすぐ』と続けて披露。切なさともどかしさが混じる楽曲に続いては、サポートメンバーが登場。そして、9月リリースの新曲『スタイル』のギターのリフから始まるイントロが鳴る。そして『街風』の“どうしようもない~”のフレーズでは、小雨が降りしきるさまを指しているかのごとく雨が降り始めた。

    そして、最後には『君のヒゲ』で会場と観客は一体に。大物がそろい緊張気味の大舞台で、堂々としたステージを見せつけてくれたつばきだった。


    RIZE 泉大津フェニックスで鳴らされた記念すべき第一音

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    会場を新たに生まれ変わった今年の『RUSH BALL』。その新たな幕開けを飾ったのは、幾多の海外武者修行を経て、ライブバンドとしてビルドアップしたRIZE。

    1曲目の『日本刀』から会場はいきなり沸点に到達!へヴィなリフと地鳴りのように重いビートが会場を温めるのに時間はいらない。まさに曲名さながらの秒殺の切れ味でガンガン攻め立てる。「初のソールドアウトだぜ~!」と煽れば会場はさらにヒートアップ。

    『Why I'm Me』『NAME』とキラーチューンが続く中、後半にはなんと会場のお客さんをステージに! いきなりの抜擢にも関わらず見事なラップを聞かせた彼に、会場も大盛り上がりだ。ラストの『カミナリ』では、観客席を掻き分け群集のド真ん中でギター片手に絶頂。

    RIZEのバンドとしての確かな骨格と、ファンの気持ちを揚げるエンタテインメントな精神は、トップバッターとしての役割を見事に果たした。


    RUSHBALL 05 スタート!

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    いよいよ始まりました!体調に気をつけて最後まで楽しみましょう!



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